山梨県教育委員会は5月9日、ホームページにて「令和6年度採用山梨県公立学校教員選考検査の内容と配点および実施要項について」として、令和6年度(令和5年=2023年実施)の山梨県公立学校教員選考検査の実施要項や試験内容、配点等を公表し、同日より実施要項の配布および出願の受付を開始した。
山梨県の1次試験は7月9日(日)。2次試験は8月5日(土)に適性検査と小論文、実技(中高の英語受験者のみ)を、16日(水)〜18日(金)のうちの指定日に個人面接と集団討議(模擬的授業を含む)を行う。
1次試験のうち「小学校」については、山梨県内のほか東京都内(TKP品川カンファレンスセンター)にも受験会場を設置する。
なお、結果の発表は1次が7月下旬(前年度試験では7月29日)、2次が9月下旬(前年度試験では9月26日)の予定となっている。
出願についてはインターネットでの申し込み(電子申請)となり、出願の受付期間は6月1日(木)17時までとなる。
なお、特別選考および大学推薦で受験を希望する者、加点希望者については、インターネットでの申し込みに加えて必要書類を簡易書留で郵送する必要がある(6月1日消印有効)。
今年度の採用予定数は、小学校170名(前年度採用予定者数133名)、中学校76名(同74名)、高校24名(同22名)、特別支援学校21名(同18名)、養護教諭10名(同14名)、栄養教諭1名(前年度は募集なし)となっており、養護教諭を除き前年度より採用予定数を増やしている。
なお、今年度は中学校の「家庭」、高校の「地歴(日本史)」「公民(政経)」、「栄養教諭」が募集教科に復活し、高校の「理科」については昨年度に引き続き募集する「化学」に加え「物理」も募集する。一方、昨年度募集のあった高校の「地歴(地理)」「農業(食品化学)」「工業(電気)」は今年度は募集がない。
今回の試験からの主な変更点は下記の通り。
①1次試験の県外会場(東京)での実施(対象:小学校)
②加点要件の拡大:小学校受検希望者のうち、幼稚園教諭の免許を取得している者(または取得見込みの者)について、1次試験の得点へ5点を加点する。
③高等学校の社会人特別選考における募集教科の対象を「工業」「農業(※)」だけでなく「情報」「福祉」にも拡大し、これらの教科について専門的な知識を有した人材を採用する。
(※「農業」については今年度試験では募集なし)
④他の都道府県・政令指定都市の正規教員を対象とした特別選考の実施(対象:すべての校種・職種):現在、他の都道府県・政令指定都市の公立の小・中・高・特別支援学校の教諭もしくは養護教諭・栄養教諭として正規教員の職にある者のうち、小論文による選考を通過した者は、1次試験を免除する(現在の種別・教科(科目)で出願する場合に限る)。
⑤1次試験の「一般・教職教養」の解答方式を記述式からマークシート方式に変更する。
山梨県教育委員会・令和6年度採用山梨県公立学校教員選考検査の内容と配点および実施要項について
https://www.pref.yamanashi.jp/gimukyo/r6kyousaijissiyoukou.html
山梨県教育委員会・令和6年度採用山梨県公立学校教員選考検査実施要項(PDF)
https://www.pref.yamanashi.jp/gimukyo/documents/r6youkou.pdf
山梨県教育委員会・令和6年度採用 教員選考検査選考検査内容及び配点(PDF)
https://www.pref.yamanashi.jp/gimukyo/documents/r6naiyou-haiten.pdf