北海道教育委員会と札幌市教育委員会は5月31日、令和6年度(2024年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の志願者の状況を公表した。
今年度の志願者数は北海道が前年度の2,667名から130名増となる2,797名、札幌市が前年度の1,286名から18名減の1,268名となった。
北海道の受検区分別の志願者数は小学校が651名(前年度629名)、中学校が948名(前年度846名)、高校が611名(前年度696名)、特別支援学校が118名(前年度114名)、養護教諭が388名(前年度311名)、栄養教諭が81名(前年度71名)で、高校(85名減)以外の受検区分で前年度より出願者が増えている(※併願者は、第1希望の人数を記載)。
また、札幌市の受検区分別の志願者数は小学校・幼稚園が468名(前年度445名)、中学校・高校が569名(前年度593名)、特別支援学校が113名(前年度116名)、養護教諭が85名(前年度103名)、栄養教諭が33名(前年度)29名で、小学校・幼稚園と栄養教諭が前年度より増加、他の区分では前年度より減少となった。
なお、北海道、札幌市ともに志願倍率は公表していないが、北海道については今年度の採用予定者数(小学校370名、中学校275名、高校155名、特別支援学校122名、養護教諭80名、栄養教諭15名、総数では1,017名程度)で計算した場合、全体の平均倍率は2.8倍(前年度2.9倍)に。また、受検区分別の倍率では小学校が1.8倍(前年度1.8倍)、中学校が4.5倍(前年度4.5倍)、高校が4.4倍(前年度4.4倍)、特別支援学校が0.9倍(前年度0.9倍)、養護教諭が4.4倍(前年度4.4倍)、栄養教諭4.7倍(前年度4.7倍)となる。
また、札幌市(今年度の採用予定者数:小学校・幼稚園140名、中学校・高校100名、特別支援学校50名、養護教諭10名、栄養教諭5名、総数では305名程度)では、全体の平均倍率は4.2倍(前年度4.4倍)に。受検区分別の倍率では小学校・幼稚園が3.3倍(前年度3.4倍)、中学校・高校が5.7倍(前年度5.9倍)、特別支援学校が2.3倍(前年度2.3倍)、養護教諭が8.5倍(前年度14.7倍)、栄養教諭は6.6倍(前年度9.7倍)となる。
北海道・札幌市の教員採用試験は6月18日(日)に1次試験、8月4日(金)〜6日(日)に2次試験がそれぞれ行われ、結果の発表は1次が7月21日(金)、2次が9月29日(金)となっている。
北海道教育委員会・令和6年度(2024年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査志願者の状況(PDF)
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/8/5/7/1/9/5/3/_/志願状況.pdf