2023.06.08

採用試験関連

東京都 応募状況を発表。平均倍率は2.7倍、大学3年生前倒し選考には2,858名が応募

東京都教育委員会は6月8日、令和5年度東京都公立学校教員採用候補者選考(6年度採用)の応募状況を発表した。
今年度の応募者総数は9,465名で前年度の9,438名から27名増となった。応募者のうち新卒が4,210名(前年度比110.4%)、既卒は5,255名(前年度比93.5%)となっている。
また、全体の応募倍率は2.7倍(前年度3.3倍)となっている。

主な志願区分別の応募者数では、小学校(英語コース含む※)が2,603名(前年度2,953名)、中高共通(国語・地歴・公民・数学・理科・英語・音楽・美術)が3,663名(前年度4,451名)、小中共通(音楽・美術・理科※)が310名(前年度266名)、小中高共通(家庭・保健体育※)が1,158名(前年度136名)、中学校(技術)が35名(前年度35名)、高校(情報・商業・工業・農業)が149名(前年度137名)、特別支援学校が593名(前年度593名)、養護教諭が838名(前年度754名)となっている。
※今年度の試験から小学校の「理科コース」がなくなり、小・中共通「理科」として募集。また、「保健体育」は中高共通から小中高共通として募集。

また、倍率は小学校が1.8倍(前年度2.5倍)、中高共通が3.6倍(前年度4.1倍)、小中共通が2.1倍(前年度3.3倍)、小中高共通が4.6倍(前年度3.4倍)、中学校が1.2倍(前年度1.2倍)、高校が3.0倍(前年度3.4倍)、特別支援学校が1.6倍(前年度2.7倍)、養護教諭が9.3倍(前年度9.4倍)となり、小学校は2倍を割り込んだ。

なお、今回の試験から新設した選考のうち「大学3年生前倒し選考」には2,858名(うち小学校全科は1,013名)、東京都公立学校の正規教員経験者を対象とした「カムバック採用」には117名、また、年齢要件を大幅に緩和した社会人経験者特例選考における免許取得期間猶予希望者には216名(前年度28名)が、それぞれ応募した。
※「カムバック採用」「社会人経験者特例選考における免許取得期間猶予希望者」は今年度試験の応募者数に含まれ、「大学3年生前倒し選考」は今年度試験の応募者数には含まない。

東京都の教員採用試験は、1次試験が7月9日(日)、2次試験は面接試験が8月18日(金)〜20日(日)、実技試験が8月26日(土)に行われる。
結果の発表は1次(大学3年生前倒し選考の「選考通過者」も含む)が8月7日(月)、2次は9月29日(金)に行われる。



東京都教育委員会・令和5年度東京都公立学校教員採用候補者選考(6年度採用)の応募状況
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2023/release20230608_01.html

東京都教育委員会・令和5年度東京都公立学校教員採用候補者選考(6年度採用)応募状況(pdf)
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2023/files/release20230608_01/bessi.pdf