2023.06.17

採用試験関連

山口県 志願状況を公表。平均倍率は2.5倍、教職チャレンジサポート特別選考には57名が応募

山口県教育委員会は6月16日、令和6年度(2024年度)山口県公立学校教員採用候補者選考試験の志願状況を発表した。

今年度の志願者総数は1,123名で、そのうち教育職員免許状を所有していない者を対象に、合格後2年以内に普通免許状を取得するための学費を県が補助する「教職チャレンジサポート特別選考」(※)には57名が応募。令和6年度採用分の応募者については1,066名となり、前年度の1,065名と比べ1名増となった。
また、令和6年度の募集人員約433名(前年度は約370名)に対しての志願倍率(令和6年度採用分志願者 / 令和6年度の募集人数)は平均で2.5倍となり、昨年度の2.9倍からは0.4ポイントの下落となった。

志願区分別の志願者数(令和6年度採用)は小学校が305名(前年度310名)、中学校が276名(前年度296名)、高校が332名(前年度307名)、特別支援学校が51名(前年度49名)、養護教諭が97名(前年度98名)、障害者を対象とした選考が5名(前年度5名)となっている。

志願区分別の倍率は小学校が1.6倍(前年度1.8倍)、中学校が2.1倍(前年度3.0倍)、高校が4.7倍(前年度5.2倍)、特別支援学校が2.1倍(前年度2.0倍)、養護教諭が19.4倍(前年度19.6倍)、障害者を対象とした選考が0.5倍(前年度0.6倍)となっている。

また、教職チャレンジサポート特別選考」志願者57名の内訳は、小学校26名、中学校16名、高校15名で、募集予定数5名程度に対する倍率は11.4倍となっている、

山口県の教員採用試験は、1次試験が7月8日(土)9日(日)。2次試験は小学校が8月19日(土)〜22日(火)、小学校以外の校種は8月19日(土)20日(日)にそれぞれ行われる。
結果の発表は1次が8月2日(水)、2次は10月3日(火)にそれぞれ行われる。

※「教職チャレンジサポート特別選考」の志願者は、1次試験の試験項目のうち「教職専門」「教科専門」に代えて「SPI3基礎能力検査」を行う。
「教職チャレンジサポート特別選考」での合格者は、合格後2年以内(令和8〈2026〉年3月31日までの間)に志願区分(校種・教科)の普通免許状を取得するとともに、県が指定する研修へ参加。免許取得後の令和8年度に採用予定となっている。なお、採用後に山口県の公立学校教員として4年以上勤務することを条件に、免許取得に係る学費(1年につき年上限26万円)を県が補助する。



山口県教育委員会・令和6年度(2024年度)山口県公立学校教員採用候補者選考試験の志願状況について
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/178/215348.html