特集1 知らなきゃマズイ「危機管理」 参考書や問題集にないから困る!
今、全国の教員や教育行政関係者が、全力を注いでいることがあります。
学校の安全をいかに守るかということです。
地震や台風などが多発する日本は「災害列島」とも言われます。加えて近年は、温暖化の影響からか、かつてない大規模な豪雨や水害などに見舞われる地域も出ています。
災害だけではありません。学校に不審者が侵入したり、児童生徒が登校中に見知らぬ人から声を掛けられたりする事件も発生しています。また、SNSや新型コロナウイルスなど、新たな事案も出てきています。
そのため、近年の教員採用試験では、学校の「危機管理」について出題する自治体が増加しています。筆記はもちろんのこと、面接や論作文といった人物試験でも学校の安全について問われることがよくあります。しかし、教員ではない受験生にとって、「危機管理」はなかなか想像しづらいのが現実です。
そこで今号では、法律や資料では危機管理についてどう規定されているのか、まとめて解説することにしました。これを読めば筆記の得点だけでなく、人物試験でも高得点をあげられるようになるはずです。一気に攻略してしまいましょう。
特集2 速報! 最新版問題行動・不登校等調査ここが出る!
10月22日、教員採用試験を受けるにあたって必ずチェックしておくべき調査結果が発表されました。それが、「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(以下、「問題行動・不登校等調査」という)です。教員採用試験では、この調査結果から問題が出されることがよくあるため、要チェック資料なのです。
とはいえ、この問題行動・不登校等調査の調査結果、100ページ以上にも及ぶ超膨大な資料です。これを一人で一つひとつ見ていくなんてとても無理……、と思うこと間違いなし。そこで、編集部がおさえておくべきデータをピックアップしました! さらに、教員採用試験ではどんなことが問われるのか、そのポイントも解説しています。この特集を読んで、“出るところだけ”、効率よく勉強していきましょう!
巻頭カラー連載! 教育とは's語り ー埼玉県立飯能高等学校図書館司書・湯川康宏さんー
「教育とは?」を考えているトップランナーたちの「問わず語り」インタビューです。
様々な分野の第一線で活躍している人たちに、教育について思うこと、
ご自身の経験などをつれづれに語ってもらいました。
第4回目は埼玉県立飯能高等学校の図書館司書・湯川康宏さん。
人気アニメのコスプレ用衣装に大きなぬいぐるみ、おみくじにガチャ、冬にはこたつに変わるゆったりした応接セットにカフェスペース……。「学校図書館」の概念をひっくり返すような飯能高等学校の図書館を産み出したのは、学校図書館への勤務をずっと希望し続けていたという司書の湯川康宏さんです。
学校図書館への魅力や利用者である生徒・教職員への想いを語っていただくために、飯能高等学校校舎の隅に位置する、風変わりな「すみっコ図書館」を訪ねてきました。
SNS連動!読者参加企画 「専門教養の過去問」を解いてせみたCoffeeを救え!
知る人ぞ知る名店だった「せみたCoffee」が今や経営難で崖っぷち状態に…。
そこで,過去の栄光を取り戻すべく,クラウドファンディングを立ち上げることにしました!
問題を解いて1問正解するごとに,1,000円が支援金として寄付されます(例:5問正解→5,000円の寄付)。Twitter・Instagramで「#せみかふぇ」をつけてあなたの寄付金額(正解数)をご報告ください。
寄付金の達成金額により,誌面の表紙の看板がバージョンアップしていくはず!?
「せみたCoffee」の未来は,受験生のみなさまの手にかかっています!
みなさまからの温かいご支援をお待ちしています!
速報! 2021年度教員採用試験(2020年夏実施)最終合格者数調査
2021年度(2020年夏)教員採用試験の最終合格者がほぼすべての自治体で発表されました。編集部では自治体に採用試験の実施状況に関する独自調査を実施。2021年度教員採用試験の最終選考倍率を、自治体別・校種別にまとめて掲載します。さらに、各自治体の志願者数、受験者数、1次合格者数、2次合格者数(3次合格者数)、採用予定者数についても一覧表でお届けします。
特別企画 私学教員の魅力!
教育理念に基づき特色ある教育活動を展開している私立学校。
学校によって校風はまったく異なり、教師に求める資質・能力も採用方法もさまざまです。
多種多様な私立学校の魅力の一端を、愛知県名古屋市で、浄土宗の教えに基づく教育活動を実践している東海中学校・東海高校学校を例にご紹介します。
緊急レポート! コロナ休校期間中「奇跡」と呼ばれた熊本市のオンライン授業 実際どんなものだったの?
2020年2月27日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、安倍首相(当時)により出された一斉休校要請。子供たちの学びが完全に止まってしまう自治体もある中、熊本市では、新学期が始まって間もない4月15日には、オンラインでの双方向型授業を市内すべての学校でスタート。市内134校、約4万7,000人の児童生徒を対象に、いち早くオンライン授業を開始した熊本市の取り組みは、全国紙などでも大々的に報じられました。
実際の授業の様子はどのようなものだったのでしょうか?
今号では緊急レポートとして、熊本市のオンライン授業の実際を同市にある楠小学校、楠中学校を例にご紹介します。