2019年夏の試験で問われそうな18のテーマについて、合格する論作文の実例を「パターン」で挙げて解説していきます。

チームとしての学校

2015年12月の中央教育審議会答申でこの言葉が出て以降、出題が増加。これからの教員に必須の考え方。

主体的・対話的で深い学び

新学習指導要領で明示されたもので、もはや定番として定着しつつあるテーマ。

学習習慣の確立

児童生徒に定着が求められる「確かな学力」の基盤となるもの。具体的な家庭との連携策を述べたい。

自己肯定感・自己有用感の育成

国際比較データが明らかになるにつれ、よく出されるようになったテーマ。説得力のある具体策を述べたいところ。

信頼される教師

学校と社会の連携が進む中、「信頼される教師」であることが強く求められている。

自らの体験を実践に応用

「あなたのこれまでの体験を踏まえ、○○をどのように実践しますか？」と出題するパターン

育てたい子供像

教師なら、必ずもっていなくてはいけない育てたい子供像。面接でも問われるため、一度は考えておきたい。

いじめへの対応

毎年出題される定番テーマ。自殺事件などが相次ぐ中で、今夏も引き続き注意が必要。

不登校の対応

生徒指導上の大きな課題の一つ。長期欠席が長期化している実態がある。

第３期教育振興基本計画

2018年６月に出た最新の資料。教育基本法で策定が定められた重要な計画であり、来夏に向けては絶対に対策が必要なテーマ。

働き方改革

中央教育審議会から2019年１月に答申が出された重要テーマ。過去の模範解答がないので、しっかり対策を。

学校安全

2017年３月に「第２次学校安全の推進に関する計画」が出された。トピックが多岐にわたるため、焦点を絞って記述する必要がある。

児童虐待への対応

児童虐待による悲惨な事件が各地で発生しており、社会問題化している。来夏は特に注意しておきたいテーマ。

教育相談の充実

心の悩みや経済的な貧困を抱える児童生徒の増加が指摘されている。教育相談は、これからの教員に必要な能力。

キャリア教育の充実

学校段階から社会へのスムーズな移行が求められている。キャリア教育はその柱になるもので、注目度は高い。

道徳教育

新学習指導要領で道徳が教科化され、小学校では2018年４月、中学校では2019年４月からの全面実施される。現在進行形のテーマ。

ICT教育

働き方改革では、ＩＣＴを使った事務作業の負担軽減なども求められている。

社会に開かれた教育課程

新学習指導要領の考え方の大きな柱。一教員としては、カリキュラム・マネジメントの実現が求められる。