兵庫県教育委員会は4月11日より、令和5年度(令和4年=2022年実施)兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験の実施要項を公表し、同日より配布を開始した。
兵庫県の1次試験は6月25日(土)に集団面接、7月24日(日)に筆記試験。2次試験は8月16日(火)〜28日(日)のうちの指定日にそれぞれ行われ、結果の発表は1次が8月8日(月)、2次が9月下旬となる。
出願期間は4月18日(月)〜5月13日(金)17時までで、電子申請のみの受付となる。また、出願に関する添付書類については、出願期間中に郵送(5月13日消印有効)または兵庫県教育委員会教職員人事課(兵庫県庁3号館11階・土・日・祝日を除く9:30〜17:00)へ持参する。
今年度の試験での主な変更点としては下記のとおりとなっている。
①臨時講師及び会計年度任用職員の経験を有する者の加点条件の緩和
出願時において兵庫県内にある公立学校(神戸市立学校を除く)及び国公立大学法人附属学校において、常勤の臨時講師または会計年度任用職員として任用をされている者(在籍校種及び担当教科は問わない)について、平成31年4月1日〜令和4年3月31日の間に教職経験が常勤の臨時講師として任用が2年以上の場合には20点を加算。常勤の臨時講師または会計年度任用職員として任用が1年以上の場合には10点を加算する。
②多分野で活躍できる人材の確保(新規)
学校教育において様々な分野で活躍できる人材の育成・確保を図るため、1次試験における加点措置の対象に、部活動に関する指導者資格を有する者、ICT教育に関する資格(IT・情報系資格)を有する者を新たに追加する。
部活動に関する指導者資格の対象は、日本スポーツ協会公認 競技別指導者資格(10点加点)、各種競技団体が認める審判資格(5点加点)、各種団体が認める文化部活動に関する指導者(師範等)資格(5点加点)の各資格。
ICT教育に関する資格(IT・情報系資格)の対象となるのは独立行政法人情報処理推進機構が主催する応用情報技術者試験(20点加点)、基礎情報技術者試験(10点加点)、ITパスポート試験(5点加点)の資格保有者(ただし、いずれも平成21〈2009〉年以後に取得したものに限る)で、該当する資格のいずれか1つについて加点する。
③現職筆記試験免除条件の緩和
公立学校の現職の教諭・養護教諭または栄養教諭で、令和5年3月31日現在で教職経験を2年以上有する者について、条件が合致した場合に筆記試験を免除する。
④ICTを活用した模擬授業実施教科の拡大
昨年度の試験にて中学校・特別支援学校の数学と技術、高校の数学に導入したICTを活用した模擬授業を、今年度は新たに中学校・特別支援学校の「社会」と高校の「地理歴史・公民」でも実施する。
【4/13更新】兵庫県教育委員会は4月12日、高等学校「ネイティブ(英語)」の出願における提出書類についての訂正として、実施要項のP.3及びP.6に示している「履歴証明書D」の他に、パスポート、在留カード等国籍を証明できる書類の写しおよび大学または大学院の卒業(修了)を証明できる書類(写)が必要であることを発表した。詳細は下記リンク先を参照。
兵庫県教育委員会・高等学校「ネイティブ(英語)」の出願における提出書類について(訂正)
https://www.hyogo-c.ed.jp/~kyoshokuin-bo/R5nativeshorui.pdf
兵庫県教育委員会・令和5年度兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項(PDF)
https://www.hyogo-c.ed.jp/~kyoshokuin-bo/R5youkou.pdf