【教育ニュース】文部科学省は19日、教員採用試験の早期化を検討する協議会の初会合を開いた。例年より3カ月程度早い4~5月から実施し、8月中に合格者を発表する案などを提示。早ければ2024年度に実施する採用試験からの導入を目指す。
協議会は都道府県・政令市の教育委員会や大学協会で構成。文科省は5~6月から実施し、8~9月に合格発表を行う案も示した。年明けから具体的な議論に入り、23年5月ごろに方針を取りまとめる。
多くの教委では現在、7月ごろから採用試験を実施し、10月ごろに合格者を発表している。しかし、民間企業の採用活動が早まる中、人材獲得面で不利になっているとの指摘があり、文科省はスケジュールの見直しを検討することにした。
4月実施案を提示 教員採用試験の日程前倒し―文科省(時事ドットコム)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022101900777&g=soc
【参考】教員採用試験、早期化を提言 志望者増加策で中間案―中教審(時事ドットコム)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022090901150&g=soc