2024.02.27

採用試験関連

福島県 令和7年度試験(令和6年=2024年実施)第一次案内を発表

福島県教育委員会は2月27日、令和7年度(令和6年=2024年実施)福島県公立学校教員採用候補者選考試験の第一次案内を公表した。

福島県の試験日程は、1次試験についてはすでに7月13日(土)14日(日)に実施することを発表していたが、2次試験については9月7日(土)8日(日)に実施する(令和6年度試験では小中養が9月9・10日、高校が9月16〜18日、特支が9月16・17日にそれぞれ実施)。


令和7年度試験(2024年実施)での変更点は下記の通り。

①大学3年生等特別選考の導入 ※詳細についてはこちらの記事を参照
すべての校種において、大学3年生等を対象に、1次試験を受験可能とする。
大学3年生等特別選考の「選考通過者」は、翌年度の1次試験を免除する。

②中学校、高校、特別支援学校の「保健体育」及び「家庭」の実技試験を廃止する。また、すべての校種で実施していた「小論文」を廃止する。

③大学推薦特別選考の推薦枠を拡大し、小学校、中学校、高校、特別支援学校の推薦人数を「制限なし」とする。
※対象となる教科(科目等)については、4月下旬公表の実施要項で示される。

④優遇措置や加点制度の拡大
・特別選考Ⅱ(臨時的任用職員等経験者特別選考)の受験資格について、これまで福島県内の国公立学校での講師経験としていたのを、「県内外の私立学校及び県外の国公立学校での講師経験」も含める。
・高校または特別支援学校の特別選考Ⅱ志願者で、福島県内の国公立学校における講師経験が直近10年度間のうち合計60ヶ月以上ある方は、1次試験を受験し2次試験の対象者とならなかった場合でも、一定の水準を満たせば、令和7年度採用試験と同一の校種・教科(科目等)を志願する場合に限り、令和8年度(令和7年=2025年実施)採用試験の1次試験を免除する。
・複数免許加点の条件に「幼稚園教諭普通免許状」を追加し、小学校、特別支援学校小学部の志願者で幼稚園教諭普通免許状を取得、または取得見込みの方に、教科試験で加点する。
・司書教諭資格を有する方への加点制度を導入し、小学校、中学校、高校、特別支援学校の志願者で「司書教諭」の資格を有する方を対象に、教科試験で加点する。

⑤特別選考Ⅲ(スポーツ・芸術等特別選考)の募集分野を変更し、高等学校教諭において「演劇」を募集し、スポーツ分野の募集は実施しない。
※特別選考Ⅲは必要のある場合に限り実施。

⑥特別選考Ⅳ(社会人経験等特別選考)の募集分野を追加し、高校及び特別支援学校高等部で「情報」、高校で「農業(食品科学)」を募集する。
※農業(食品科学)は「食品衛生管理者」の資格保有者に限る。

⑦中学校における「特別支援学校教諭中学部との併願」を廃止する。


なお、令和7年度試験の詳細については、4月下旬頃公表予定の実施要項に記載される(令和6年度試験では4月22日公表)。



福島県教育委員会・令和7年度福島県公立学校教員採用候補者選考試験第一次案内(PDF)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/615879.pdf