2025.05.30

採用試験関連

東京都 応募状況を発表。平均倍率は3.1倍、大学3年生前倒し選考には3,791名が応募

東京都教育委員会は5月30日、令和7年度東京都公立学校教員採用候補者選考(8年度採用)の応募状況を発表した。

今年度の応募者総数は11,012名で前年度の10,414名から589名(5.7%)増となり、2年連続で1万人台の応募者となった。
昨年同様、新卒の応募者が増加し、前年度の5,273名から677名増の5,950名で約54%を占めている。一方、既卒者は前年度の5,141名より79名減となる5,062名(45.9%)となっている。
また、全体の応募倍率は、採用見込者数が前年度より減少(4,005名→3,545名)したこともあり、前年度の2.6倍から0.5ポイント上昇し、3.1倍となっている。

主な志願区分別の応募者数では、小学校(英語コース含む)3,014名(前年度2,895名)、中高共通(国語・地歴・公民・数学・理科・英語・音楽・美術)4,165名(前年度3,873名)、小中共通(音楽・美術・理科)356名(前年度323名)、小中高共通(家庭・保健体育)1,538名(前年度1,311名)、中学校(技術)40名(前年度45名)、高校(情報・商業・工業・農業・福祉・水産・水産〈航海〉)223名(前年度246名)、特別支援学校594名(前年度638名)、養護教諭1,040名(前年度1,025名)となっている。

また、応募倍率は小学校2.2倍(前年度1.7倍)、中高共通3.7倍(前年度4.0倍)、小中共通3.6倍(前年度2.2倍)、小中高共通5.9倍(前年度4.5倍)、中学校1.3倍(前年度1.5倍)、高校3.7倍(前年度2.7倍)、特別支援学校1.4倍(前年度1.1倍)、養護教諭11.6倍(前年度12.9倍)となっている。

このほか「大学3年生前倒し選考」には前回(3,433名)より358名増となる3,791名が応募。また、前年度の大学3年生前倒し選考の通過者が対象となる「3年生前倒し通過者選考」には通過者2,600名のうち約85%にあたる2,214名が応募(前年度は通過者1,829名のうち約80%の1,468名が応募)、「キャリア採用選考」には209名(前年度235名)、東京都公立学校の正規教員経験者を対象とした「カムバック採用」には175名(前年度156名)、今回の試験から一部の教科で教職教養の代わりに適性検査(SPI3)を利用する受験に138名が応募している。
※「3年生前倒し通過者選考」「キャリア採用選考」「カムバック採用」「適性検査利用受験」は今年度の試験の応募者数に含まれ、「大学3年生前倒し選考」は今年度試験の応募者数には含まない。

東京都の教員採用試験は、1次試験が7月6日(日)、キャリア論文選考は7月13日(日)、2次試験は面接試験が8月16日(土)〜18日(月)、実技試験が8月24日(日)に行われる。
結果の発表は1次(大学3年生前倒し選考の「選考通過者」も含む)が8月5日(火)、2次は9月30日(火)に行われる。
また、応募者への受験票の交付は6月中旬を予定している。



東京都教育委員会・令和7年度東京都公立学校教員採用候補者選考(8年度採用)の応募状況
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/05/2025053004

東京都教育委員会・令和7年度東京都公立学校教員採用候補者選考(8年度採用)応募状況(pdf)
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/2025-05-29-122146-454