2022.04.02

採用試験関連

札幌市 令和5年度(令和4年=2022年実施)試験の実施要領を公表

札幌市教育委員会は4月1日、ホームページにて令和5年度(2023年度=2022年実施)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の実施要領(札幌市採用希望)等を公開した。

札幌市の試験日程は北海道と同様、1次試験は6月19日(日)に行われ、結果発表は7月22日(金)。2次試験は8月6日(土)7日(日)に行われ、結果発表は10月11日(火)となる。なお、1次試験は道内5会場(札幌・函館・岩見沢・旭川・釧路)と東京会場で行われる。
出願期間は4月13日(水)〜5月6日(金)までとなるが、出願については、WebによるWebエントリー(5月6日17時まで)と願書等書類の郵送(5月6日消印有効)の2つの手続きが必要となる。

今年度の札幌市分の採用予定数は小学校・幼稚園130名(前年度採用予定数105名)、中学校・高校100名(同140名)、特別支援学校50名※(同45名※)、養護教諭7名(同15名)。また、今年度から募集を開始する栄養教諭は3名程度としている。中学校・高校が40名減、養護教諭が8名減となった一方で、小学校・幼稚園は25名増、特支が5名増となっている。
このほか、障がい者特別選考として若干名を予定しているほか、高校については北海道教育委員会との共同登録となった者から必要となる教科について若干名を採用する。
※特別支援学校は小学部と中学部・高等部それぞれの採用予定数の合算。

今年度試験からの札幌市採用分についての主な変更点は以下の通り。
①栄養教諭区分の新設

②小学校・幼稚園教諭区分及び特別支援学校教諭(小学部)区分における第2次検査の実技試験の廃止。

③現職教員特別選考の資格要件について、「出願しようとする受検区分における正規教員としての勤務が引き続き3年以上」という資格要件を拡大し、出願しようとする受検区分の経験に限らず、「正規教員としての勤務が引き続き3年以上」となる者であれば該当するものとする。

④特別支援教育の専門性と資質・能力により重点を置く目的から、特別支援学校教諭(小学部)区分及び特別支援学校教諭(中学部・高等部)区分における第1次検査の専門検査(Ⅰ)の配点を、100点から50点へ変更する。

⑤加点制度の追加(複数免許所有・国際バカロレアワークショップ修了)
・「小学校・幼稚園教諭区分及び特別支援学校教諭(小学部)区分において、中学校教諭免許状を有する者」及び「中学校・高等学校教諭区分及び特別支援学校教諭(中学部・高等部)区分において、小学校教諭免許状を有する者」からの申請に基づき、第1次検査の総合点に10点を加点する。また、「小学校・幼稚園教諭区分において、中学校又は高等学校の保健体育の免許所有者」からの申請に基づき、第1次検査の総合点に10点を加点する。
・中学校・高等学校教諭区分において、文部科学省IB教育推進コンソーシアム事務局が実施する国際バカロレアに係る所定のワークショップを修了した者からの申請に基づき、第1次検査の総合点に10点を加点する。

⑥スポーツや芸術等の分野において秀でた技能・実績を有する受検者を対象に実施していたスポーツ・芸術特別選考を廃止し、同様の技能・実績を有する者を対象に第1次検査の総合点に10点又は5点を加点する制度を新設する。
(※スポーツ・芸術特別加点は、他の加点制度と併せて受けることが可能)

⑦過去3年間に実施した選考検査の結果、札幌市の採用候補者名簿に登録となった者のうち、登録又は採用を辞退した者を対象とした特別選考を廃止する。

⑧中学校・高等学校教諭区分及び特別支援学校教諭(中学部・高等部)の英語において、一定の英語に関する資格を有する者に対しての第1次検査の専門検査(I)の免除措置を廃止する。



札幌市教育委員会・令和5年度(2023年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/kyoshokuin/kyoinsaiyokensa.html

札幌市教育委員会・令和5年度(2023年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査実施要領【札幌市採用希望】(PDF)
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/kyoshokuin/documents/r5jisshiyouryou.pdf