大阪府教育庁(教育委員会)は10月28日、令和5年度大阪府公立学校教員採用選考テストの最終結果を公表した。
大阪府の教員採用試験の3次選考は、8月20日(土)から10月9日(日)にかけて行われ、2,770名(前年度3,107名)の受験者に対し、前年度の1,467名より190名減となる1,277名が合格した。3次選考での合格率は前年度の47.2%から1.1%減となる46.1%だった。
校種別の合格者数は小学校が473名(3次試験受験者1,009名、合格率46.9%)、小中いきいき連携が50名(3次試験受験者65名、合格率76.9%)、中学校が388名(3次試験受験者804名、合格率48.3%)、高校が174名(3次試験受験者476名、合格率36.6%)、支援学校(幼小共通・小学部)が87名(3次試験受験者174名、合格率50.0%)、支援学校(中学部)が44名(3次試験受験者82名、合格率53.7%)、支援学校(高等部)が25名(3次試験受験者73名、合格率34.2%)、支援学校(自立活動)が1名(3次試験受験者1名、合格率100.0%)、養護教諭が25名(3次試験受験者49名、合格率51.0%)、栄養教諭が10名(3次試験受験者37名、合格率27.0%)となっている。特に、高校が前年度の337名から163名減の174名に、支援学校(高等部)が前年度の75名から50名減の25名に、それぞれ合格者を大幅に減らしているのが目につく。
また、最終倍率(1次、1・2次選考の免除者を合わせた1次受験者数/3次合格者数)は全校種合計で4.5倍(前年度4.1倍)となった。
校種別では小学校が3.1倍(前年度3.3倍)、小中いきいき連携が1.7倍(前年度1.9倍)、中学校が4.2倍(前年度4.3倍)、高校が8.8倍(前年度5.0倍)、支援学校(幼小共通・小学部)が2.7倍(前年度2.7倍)、支援学校(中学部)が3.2倍(前年度3.6倍)、支援学校(高等部)が4.8倍(前年度2.2倍)、支援学校(自立活動)が1.0倍(前年度実施なし)、養護教諭が14.5倍(前年度16.2倍)、栄養教諭が9.8倍(前年度10.6倍)となっている。
なお、今年度の教員採用選考テストでの合格者の平均年齢は25.9歳(前年度は26.5歳)で、合格者を年齢層別で見ると、20〜24歳が731名と全体の57.2%を占め、次いで25〜29歳(305名)、30〜34歳(136名)の順となる。一方、昨年2名出ていた55〜59歳での合格者は今年度は0名で、年長者としては50〜54歳の合格者が6名(前年度13名)出ている。
大阪府教育庁・令和5年度大阪府公立学校教員採用選考テスト 第3次選考 結果表
https://www.pref.osaka.lg.jp/kyoshokuin/kyosai/r5_3jikekkahyo.html
大阪府教育庁・令和5年度大阪府公立学校教員採用選考テスト 第3次選考 合格者受験番号一覧
https://www.pref.osaka.lg.jp/kyoshokuin/kyosai/r5_3jigokaku.html