内容&対策法① 筆記試験
教採の基本を押さえたら、次は、筆記試験、論作文、面接の各試験の内容と、その対策法を見ていきます。
2018.08.24
教採の基本を押さえたら、次は、筆記試験、論作文、面接の各試験の内容と、その対策法を見ていきます。
筆記試験は、大きく「教職教養」「一般教養」「専門教養」の3領域に分類されます。
この3領域の出題割合は、自治体によって異なります。そのため、筆記試験対策は、自治体の出題傾向を把握する必要があります。そのため、「過去問分析」をして、各領域で、どんな問題が、どんな形式(マークシートか筆記式かなど)で問われるのかを押さえるようにしましょう。
「教職教養」は、教育に関する総合的な知識と理解を問う試験です。自治体によっては、「教職専門」などと呼ばれることもあります。
出題領域は幅広く、本誌『教員養成セミナー』では以下の5つの分野に分類しています。自治体によって出題傾向や出題形式に、特徴が見られるので、過去問分析が非常に重要になります。
「一般教養」は、文字通り一般的な教養や常識を問う試験で、小・中・高校で学んできたことなどが問われます。本誌『教員養成セミナー』では、「人文」「社会」「自然」の3分野に分類しています。
このほかに、新聞などに出ているニュースや話題のトピックから出題される「一般時事」もあります。
教師にとって、最も大切な資質能力は、「教科」の指導力です。これを問うのが「専門教養」の試験です。筆記試験の中で最も難易度が高く、配点も高くなっています。小学校の場合は全教科、中学・高校の場合は受験する教科の知識が問われます。自治体によって、出題される領域や傾向がかなり異なるので、必ず過去問の内容を確認するようにしておきましょう。