2019.02.01

日本語大好き芸人 レフト鈴木の コントで鍛える 語彙トレ【第6回】

僕が受かった「日本語検定」についてお話します

 皆さんこんにちは。レフト鈴木です。今回は改めて「日本語検定」がどんな検定なのか,そして受検を考えている方の為にオススメの勉強法をお話ししたいと思います。
 日本語検定の問題は,「敬語」,「文法」,「語彙」,「言葉の意味」,「表記」,「漢字」の6つの領域に,読解力等を試す「総合問題」を加えて形成されています。それぞれの領域にはいわゆる「足切り」ラインがあり,総合得点率が高くても,足切りラインを下回っている領域がある場合,認定されません。つまりは合格するのには総合的な「日本語力」が求められるんです。

学習にはコツがあります

 僕が最初に取り掛かったのが「敬語」「文法」でした。この2つは法則を覚えてしまえば大抵の問題には対応できるようになるので,実は一番勉強しやすいんです。そしてその次は「語彙」「言葉の意味」「漢字」の3つに取り掛かりました。この3つの領域はとにかくどれだけボキャブラリーが豊富かを問われる領域なので,僕は国語辞典を買い,頭から読んでいき,知らない言葉があったらすべてノートに書き写しました。そしてそれをひたすら覚えるという,言うなれば
「力技」で片っ端から頭に叩き込みました。労力は要りますが,確実に語彙力は上がるやり方です。
 そして「表記」に関してはとにかく繰り返し過去問をやりました。それだけでもかなり力はつくと思います。ちなみに僕はこれで日本語検定1級に過去4度認定されています!
 近年,子供の英語教育のことがよく話題になっていますが,僕個人的には「日本語教育」にももっとしっかり取り組んでいくべきだと思っているので,大人だけではなく,子供たちにもどんどん受けてほしいと思っています。
 さて,それでは前回と同じく,コントを使った同音異義語のクイズにいってみましょう!

解答

ショートコント①
⑴「懐古」→昔を懐かしむこと
⑵「解雇」→会社側の都合によって,労働者との労働契約を解除すること

ショートコント②
⑴「集成」→たくさんのものを集めて一つにまとめること
⑵「終生」→一生
⑶「修正」→良くない点を改めること

ショートコント③
⑴「介抱」→傷病者などの世話をすること
⑵「会報」→会の活動記録などを会員に報告するための印刷物
⑶「解放」→束縛を解いて自由にすること

人の「習性」を考え,チャンネル名を「修正」しました

 以前この連載でも告知しましたが,僕達「くりおね」は「くりおねtube」というYoutubeチャンネルを持っています。そして最近,そのチャンネルの名前が少し変わったのでこの場を借りて再度お知らせさせてください。その名も……「くりおねちゅーぶ」です! そうです! ほぼ一緒なんです! 
 しかし,今ネットの世界で大事なのは「いかに検索しやすいか」ということなので,スマホ等で検索する際に,わざわざアルファベットを打ち込んでもらうよりは,ひらがな表記の方が良いのでは? という意図のもとに変えさせていただきました! なので「語彙トレ」読者の皆さん,改めて「くりおねちゅーぶ」をよろしくお願いしまーす!

レフト鈴木

1987年埼玉県生まれ。千葉大学卒業。お笑いトリオ「くりおね」ツッコミ担当(ワタナベエンターテインメント所属)。芸名の名付けの親はくりぃむしちゅーの上田晋也氏。フジテレビ「日本語探Qバラエティクイズ それマジ!? ニッポン」、テレビ朝日「GURIGURIくりぃむ」、チバテレビ「Girl’s Pop’n Party」「おはYo! HIテンション」等に出演。2013年日本語検定1級に認定。